運動指導における3つのキューイングスキル

こんにちはトレーナーの横山です。

早速ですが、皆さんキューイングという言葉をご存知でしょうか?

キューイングとは我々トレーナーが運動指導する際の「声かけ」のことで

英語では=Coaching cueと言われています。

 

キューイングには3つあり

・外的キューイング

・内的キューイング

・比喩

の3つに分かれています。

 

外的キューイング

「頭からつま先まで一枚の板のように」

「お尻を後ろの壁にグーッと引くようにして」

などの環境やイメージを使った指導法になり

一般の方や子供に対して動作のイメージをさせるのには有効の方法です。

 

内的キューイング

「肩甲骨を絞って」

「○○筋を固めて」

など外的キューイングに比べ理論的に指導する方法になります。

外的キューイングに比べ専門的な言葉を使うので、ある程度の知識やトレーニング経験がある方、アスリートには有効だと思います。

 

もちろんアスリートであっても、内的キューイングでイメージができない選手も中にはいますので

その場合はしっかりと使い分けをしてあげることが大切になります。

 

比喩

「ロケットのように高く飛んでください」

「階段を駆け上がるように足をあげてください」

Rocket Start Up Concept Flat Style Illustration Isolated On White    

スクリーンショット 2019-09-07 15.59.53

など相手が経験した事や知っている物で例えてあげる指導法です。

比較的外的キューイングに近い方法です。

 

トレーニング以外でも子供にスポーツを教える時も同じことが言えます。

例えば野球の素振りの際に

「脇を締めてバットの先端を目の前の壁に届かせるように大きく振ってください」と伝えたとします。

スクリーンショット 2019-09-07 16.02.23

脇を締めては←内的

バットの先端を壁に←外的

になります。

 

この場合、1つのキューイングに対して内的と外的を組み合わせて相手に伝えています。

どちらのキューイングがいいというわけでは無く3つのキューイング法をうまく組み合わせて

自分がしてほしい事を相手がその伝え方で理解できたのであれば問題はないということになります。

 

どれだけこちらが良いキューイングをしたとしても相手がそのキューイングで出来ないのであれば、

それは良いキューイングとは言えません。

 

キューイングの目的は「わかりやすく相手が理解しやすいように伝える」ことだと私は思います。

 

 

何事も相手の立場になって考える我々が常に意識していることです。

私自身まだまだ勉強中ですが、少しでも皆さんの日常生活の役に立てていただければと思います。

 

それでは!

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