【報告】IRONMAN CAIRNSに初挑戦!

皆さま、いつもGROUND RULE.をご利用いただきありがとうございます。
代表の矢野です。
2025年6月15日、オーストラリア北東部・グレートバリアリーフに面した美しいリゾート地「ケアンズ」で開催されたIRONMAN CAIRNSに初挑戦し、無事13時間12分57秒で完走することができました!
🏊♂️スイム:3.8km
🚴♀️バイク:180.2km
🏃ラン:42.195km
合計 約226kmの長きレースの旅を走破し、無事にIRONMANになることができました。
■ 感謝とご報告
まず初めに、応援してくださった皆さま、本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
レースでは途中何度も心が折れそうになりましたが、そのたびに思い出したのは、日頃支えてくださっている皆さまの存在であり、送り出してくれたGROUND RULE.の仲間、そして、家族の存在。とにかく絶対に完走してやり遂げ、感謝を報告する!その想いでした。
ゴールした特にどんな気持ちでしたか?と聞かれますが、それは、
「何事にも変えられない清々しい達成感。」
これはゴールを越えた瞬間に感じた、実感です。

昨年10月に挑戦を決め、それからレースに挑むにあたり、壁はいつもありました。時間、体力、メンタル……でも、支えてくれる仲間の存在や、何気ない言葉がけは、驚くほど人を前に進ませてくれます。
そして、今回の挑戦を通して何より強く感じたのは、「心の持ち方ひとつで、すべては変えられる」ということでした。
これはスポーツに限らず、仕事や人間関係、日々の習慣など、あらゆる場面に通じる普遍的な力だと感じています。
■ ケアンズでの挑戦を振り返って
IRONMAN CAIRNSに挑んだ当日は、現地朝8時にスイムスタート、ゴールは夜21時過ぎ。(時差は1時間ほど+)
ややハードなコンディションにより予定より200m多く泳いでしまったスイムは、トータル約4,000m(1時間半)。それでもアドレナリンもMAXで最高の気分で上陸しました。トライアスロンをはじめた当初はまさか海を数キロノンストップで泳げるとは想像もしていませんでした。



続く180kmのバイクは、終始向かい風とアップダウンの厳しいコースで、150Kmを超えた残り30Kmは特に脚を削られました。

なんとかバイクフェーズを6時間45分かけて、走り切り、いよいよ最後のラン(42.195km)。あともう少しという事で、ゴールを目指して進んだものの、最後の20kmは、膝のダメージで本当に苦しかったですが、「焦らない、歩かない、ありがとう」——何度も自分に言い聞かせながら、一歩ずつゴールに向かいました。


そして、いよいよ沢山のギャラリーが見守り、盛り上がる中でフィニッシュラインを越えた瞬間は、不思議と涙ではなく、圧倒的な“爽快感”が込み上げてきました。やり切った——ただ、それだけです。ゴール付近の会場はさすが海外レース!素晴らしい演出で”Mr.koji Yano Your are an IRONMAN!!”このシーンは一生忘れられないと思います。

レース当日の朝、ふと考えたことがありました。
「今日が人生最後の日だったとして、このレースに挑むか?」
答えは迷いなく「YES」でした。

■ 経験を、次へ
レースの翌日以降、じわじわと湧いてきたのは「感謝」と「もう一度挑みたい」という気持ちでした。
人生で、これほどレースを共にした仲間と本気で取り組み、旅をし、極限まで身体を追い込み、最後には笑って語り合える経験は、そう何度もあるものではありません。
この経験は、一生の宝物。幸福感と充実感で胸がいっぱいです。
身体のダメージも思っていたより少なく、すでに次の挑戦に向けて、少しずつトレーニングを開始しています。
まだ、具体的に、これからの目標が決まっているわけではありませんが、何もゴールが見えない中で行動するよりも、小さな目標でも持った方が、取り組むモチベーションになる事は間違いありません。また、何か具体的な目標が決まったら皆様にもお知らせ出来たらと思います。
■ すべての挑戦者へ——この経験を通して伝えたいこと
今回のIRONMANを通じて、私が改めて強く感じたことがあります。
それは、「忙しい日常の中でも、自分自身を少しでもコントロールしていくことで、想像以上に素敵な未来が待っている」ということ。
トレーニングの時間を捻出するのは、正直簡単なことではありません。仕事、家庭、様々な日常に追われる中で、「今日はやめておこうかな」と思う日もたくさんありました。
でも、そんな日々の小さな積み重ねが、確実に未来の自分をつくっていく。
一歩一歩がつながって、大きな成果になっていくんだと、今回のゴールで改めて実感しました。
これから何かに挑戦したいと思っている方へ、ぜひ伝えたいことがあります。
「やらない理由」ではなく、「やってみる方法」を考えてみること。
うまくいくかどうかは最初からわかりません。でも、“やってみる”という選択肢を持つだけで、人生の景色は少しずつ変わっていきます。
何かを始めるのに、完璧な条件なんてありません。
でも、「変わりたい」と思う気持ちがあるなら、その気持ちを小さくても動きに変えること。
GROUND RULE.は、そんな一歩を応援する場所でありたいと思っています。ただ筋トレをしたり、ダイエットをしたりと、トレーニングをするだけの場所ではありません。
あなたの「はじめての挑戦」や「次のステップ」に寄り添い、
ともに進んでいける存在であり続けられるよう、これからも全力でサポートしてまいります。
■ 最後に——好きな言葉を共有させてください
「走り続けるための理由はほんの少ししかないけれど、
走るのをやめるための理由なら大型トラックいっぱいぶんはあるからだ。
僕らにできるのは、その『ほんの少しの理由』をひとつひとつ大事に磨き続けることだけだ。」
──村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること』
「“成長したい”という思いを持って日々生きているかどうか。
それは、持って生まれた能力や才能なんかよりも、よっぽど大切な力になる。」
──本田直之『50歳からのゼロ・リセット』
この言葉たちは、今回のIRONMANの挑戦の中で何度も心に響いたものです。
■ GROUND RULE.で、挑戦の第一歩を
私にとってIRONMANは“通過点”であり、これからも挑戦は続いていきます。
皆さまにも、それぞれのペースで「今より少し前へ」「ちょっと挑戦してみたい」と思ってもらえるきっかけになれたら嬉しいです。
トレーニングのこと、レースのこと、挑戦の準備や心構えなど、気になることがあればぜひ気軽に声をかけてください😊
一緒に、アクティブで豊かな“ウェルネスライフ”を育んでいきましょう!

これからもGROUND RULE.をどうぞよろしくお願いいたします。
GROUND RULE.代表 矢野耕二