12年ぶりの、、、

こんにちは。トレーナーの新井です。
突然ですが――私、なんと 12年ぶりに格闘技の試合に出場してきました!

今回チャレンジしたのは「ブラジリアン柔術」と「グラップリング」という競技。
「え、なんでいきなり?」って思いますよね。正直に言うと、理由はすごくシンプルで…知人に声をかけられて、スケジュールも空いていたので「まぁ久々に出てみるか」くらいの軽いノリです(笑)。
最後に試合に出たのは2013年8月の総合格闘技。それ以来はトレーナー業に専念していて、練習もゼロ。体力も技術も落ちて、格闘技を始める前の一般人レベルにまで戻っていました。
声をかけてもらったのが6月。練習を再開できたのは7月。お盆休みも挟んで、実際に準備できたのはわずか1か月半ほど。
「今回は勝ち負けよりもチャレンジに意味がある」――そう自分に言い聞かせて臨みました。
試合当日
そして迎えた試合当日。
ウォームアップエリアに入った瞬間から、あの独特の緊張感が押し寄せてきました。
周りを見渡すと、みんな強そう。
「あの人が相手になるのかな?」「どの人と当たるんだろう…」と考えるだけで心拍数が上がります。
そして試合直前。相手選手と向き合ったときに頭をよぎったのは――
「うわ、めちゃくちゃ強そうだな…」
「なんで俺、出るって言っちゃったんだろう」
「できれば早く帰りたい…」
そんな弱気な心の声ばかり(笑)。
でも、不思議なもので試合が始まると「絶対に勝つ!」という思いで体が勝手に動いてくれました。
結果
試合結果は――4戦2勝2敗。
柔術は2回戦敗退でしたが、グラップリングでは3位入賞!

会場には10代・20代の若い選手があふれていて、その中に混ざって戦うアラフォーの私。いやぁ、正直めちゃくちゃ疲れました(笑)。でもそれ以上に、「試合の空気」を全身で思い出せたのが本当に貴重でした。緊張、不安、興奮――全部ひっくるめて「ああ、格闘技ってやっぱりいいな」と心から思えました。
過去の自分と、今の自分
現役時代なら勝敗にこだわって、きっと悔しさばかりが残ったと思います。
でも今は「今できる100%を出せた」という実感があったので、負けも含めて爽快感に変わりました。
実は練習をしているとき、よく過去の自分と比べてしまっていたんです。
「もし格闘技を続けていれば、今頃もっと強かったのかな」
「現役の頃ならもっと動けたのに」
でも試合に出てみて、考え方が変わりました。
大事なのは“過去の自分”ではなく、“今の自分がどこまでできるか”。
変えられない過去にとらわれるより、これからの努力で変えられる未来に向かって頑張ろう――そう思えました。
さいごに
今回の経験を通じてあらためて感じたのは――やっぱり挑戦することの大切さ。
「年齢的にもう無理かな…」「今さら始めても…」なんて思う必要はありません。
私が12年ぶりに試合に出て戦えたように、誰だって新しいことに挑戦できます。
さぁ、あなたも何かに挑戦してみませんか?
その一歩が、未来の自分をきっと輝かせてくれるはずです。